簡単にわかる!ための クラシック音楽解説

独自の方法SPT方式により、クラシック音楽をわかりやすく解説していきます。 初めての方は、まず記事「このサイトのねらいについて」をお読み下さい。

※ 参考動画は公式チャンネルのものを引用していますが、問題がある場合は削除いたします。
※ このサイトからの無断転載はお止め下さい。

チャイコフスキー 弦楽四重奏曲第1番 ステップ1 

第二楽章のアンダンテ・カンタービレは有名で
単独でしばしば演奏されます。
この曲を聴いて、
美容整形外科のCMを思い出す人は
私と同世代(笑)

第一楽章の第一主題がちょっと聴き取りにくいですが
ここは3×3×3の9拍子。
主題自体にシンコぺーションがあるので
次のように聴いてみて下さい。

123123123 123123123
 ♪  -  ♪  -  -   ♪  -  ♪  ♪  ♪  -  ♪  -  -   ♪  -  ♪  ♪ 

私は明るい第四楽章が好きなのですが
皆様はいかがでしょうか。

Tchaikovsky SQ1(1)


音楽用語解説 対位法 カノン フーガ

◎ 対位法

複数の対等のプレーヤーが歌う(演奏する)構成を
前提として作曲する方法を 
対位法と言います。

対等なプレーヤー同士なので、
メインプレーヤーと伴奏という考えはありません

クラシック音楽は、教会音楽から発展しました。
聖歌のメロディーと別のメロディーを組み合わせると
どのような効果が発生するかという試行錯誤の中で、
対位法が研究されてきたわけです。

その対位法を究極まで極めたのがバッハです。
バッハの死後、対位法による作曲は
流行遅れとなりましたが、
作品にアカデミックな要素を付加するものとして
主にドイツ系の作曲家により復活、
受け継がれてきました。
名曲とされるものの中には、多かれ少なかれ
対位法が取り入れられています。
この際、知っておいて下さい。

◎ カノン

小学校で習った「カエルの歌」を例に取り、説明します。
2組のパートに分かれて歌いましたね。
これを2声のカノンと言います。

P1 ドレミファミレド  ミファソラソファミ
P2           ドレミファミレド

P1 ド・ ド・ド・ ド ドドレレミミファファミレド
P2 ミファソラソファミ ド・  ド・    ド・ド

第二パートは第一パートをワンコーラス遅れで
機械的に模倣していくだけです。
音の高さも同じなので、これを
同度のカノンと言います。

この応用で
ドレミファミレド を レミファソファミレ
で追いかければ二度のカノン
ドレミファミレド を ソラシドシラソ
で追いかければ五度のカノン
ドレミファミレド を ソファミレミファソ
で追いかければ五度の反行カノン
となります。
(ソラシドシラソを上下ひっくり返したもの)

◎ フーガ

機械的に模倣していくのがカノンですが
フーガはもう少し自由度があります。
同じカエルの歌を例に取り、枝葉を落として説明します。
以下の規則を守る必要があります。
 (1) 第一パート  ドレミファミレド(主題)
 (2) 第二パート  ソラシドシラソ(応答)
 (3) 第三パート以降 主題、応答、主題、応答
    と繰り返していく(オクターブは異なります)
 (4) すべてのパートが入り終わったら、
    後は主題、応答と
    その変型(一例:ファソラシ♭ラソファ)
    を中心に、自由に組み立て可。

パートの数が3つであれば 三声のフーガ
      4つであれば 四声のフーガ
となります。
四声のフーガは合唱で
ソプラノ、アルト、テノール、バス
として展開される例が多いですが
理論上は声部の数はもっと増やしていくことも
可能です(ただし、聴き取ることは困難です)。

◎ 二重フーガ

二つの主題を駆使して、更に複雑にしたフーガ
(応答とは全く異なる別の主題です。)

◎ ストレッタ

あるパートの主題が終わらないうちに、
別のパートが主題を歌い(演奏し)始める
ような部分をストレッタと言います。
より高度な作曲技法です。
(例)
P1 ド レ ミ ファ ミ レ ド
P2     ド レ  ミ ファミ レ ド

※ フガート
フーガは単独の曲になりますが、
ある大きな曲の一部にフーガ的な部分が
含まれる場合、フガートと呼ぶことがあります。

シューベルト ピアノ・ソナタ第13番 ステップ1

シューベルトのピアノ・ソナタ。
シューベルトらしさという点では、後期のものになるでしょう。
(18番以降)
しかし、初めての方には、ちょっと長く感じられるかも。
このあたりから入るのがいいかも知れません。

第二楽章は三部形式となっていますが、
A-B-A’ではなく
Bの部分がAの展開なので
A-A’’-Aという感じです。

参考動画は2曲入っており、後半のほうです。
前半は21番。
Schubert PS No13(1)



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オペラの分析方法

人間は長時間、音楽に集中することは難しいため、
長いクラシック音楽を聴く場合、
セグメンテーションが必要というのが
このサイトの基本コンセプトです。

しかし、オペラの場合
番号つきオペラであれば、すべての曲が番号で管理されていますし、
番号のない連作オペラであっても、
第一幕第一場というように、
すでに一定のセグメンテーションがなされていますので、
歌詞のない音楽とは、考え方を別にする必要があります。
(一部の声楽曲も同様です。以下同じ。)
オペラで難しいのは、セリフがほとんど外国語であり、
理解するためには、どこかで
筋書や歌詞と曲を合わせる必要があるということです。
多くの方は、本番当日に字幕でこの作業を行っていますが、
このサイトでは、事前予習をお勧めしており、
この合わせ作業をマッピングと呼んでいます。

主要フレーズの把握(P) や、音楽理論面からの分析(T)は、
歌詞のない音楽と同様ですが、
オペラの場合、そこまで必要となるものは少ないので
マッピングだけで解説は十分という場合も多いと思います。
ギャラリー
  • モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」第四楽章 ステップ3(その1)
  • リスト 「暗い雲」 ステップ0
  • シューベルト 交響曲第4番「悲劇的」 ステップ1
  • リスト ピアノ・ソナタ ステップ1
  • 簡単にわかる楽曲形式 2 ソナタ形式
  • フランク ヴァイオリン・ソナタ ステップ2
  • 簡単にわかる音楽理論 音名
  • サン・サーンス オルガンのための前奏曲とフーガ op.99-1 ステップ0
  • スクリャービン ピアノのためのエチュード ステップ0
解説のリクエスト 他