クラシック音楽のある曲について、少し詳しく聴きたい場合、
CDに付属している解説書か、
あるいはその日本語版がない場合は
音楽之友社からライブラリー形式の解説書が出版されており、
それを見ながら聴くということになります。
私自身も若い頃から大変お世話になりました。

如何せん、この方法の問題点は、
解説書においては、音楽が言葉で表現されているということです。
CD付属の解説書には楽譜が一行もついていない場合も多いですし、
ライブラリーのほうも、主要ないくつかのフレーズの楽譜だけです。
せっかくの名解説も、どの部分を解説しているのか
その曲全体の楽譜を見ながらでないと、正確にはわからないのです。
このやり方を、クラシック初心者に求めるのは無理というものでしょう。

このサイトのSPT方式では、
セグメンテーション及び主要フレーズは
参考動画の演奏時間と対照させていますので
例えば、第一楽章の第二主題を知りたい、という場合、
実際にそれを聴くことで認識することができます。

つまり、解説書を入手し、全体の楽譜を見ながら、
自力で曲の全体像を把握するのが従来の方法

これに対して、曲の構造と主要フレーズを予めお教えした上で、
実際にそれを聴いて理解を深めていただくのが、
このサイトの方法
というわけです。

皆さんも、一度、解説書と全体の楽譜を見ながら
従来の方法で曲の分析をしてみて下さい。
SPT方式の簡単さを実感していただけると思います。
曲の分析のほうは、慣れた私がやりますので、
そんなことに手間をかけずに、
一曲でも多く、色々な曲を聴いていただきたい
というのがこのサイトのねらいです。