簡単にわかる!ための クラシック音楽解説

独自の方法 SPT方式により、 クラシック音楽を わかりやすく 解説していきます。

室内楽曲

メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番 ステップ1

ピアノ三重奏曲の編成はヴァイオリン、チェロ、ピアノ。
主役が次々と入れ替わり、スリリングな展開が楽しめます。
ピアノ三重奏曲の中でも、メンデルスゾーンの第1番は
名曲として位置づけられています。
メロディーがはっきりして、
長調、短調のメリハリも効いており、
大変聴きやすい曲です。
適当な動画がなく、音声だけの動画となりました。
二曲入っていて、最初の曲です。

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シューマン 弦楽四重奏曲第2番 ステップ2

シューマンはバッハを大変尊敬していたので
その作品には,対位法が多く取り入れられています。
ただし、バッハのような、厳格な形式のフーガなどはあまり多くなく、
この曲の第一楽章に見られるような
短いモティーフをカノン的に扱う部分が多いと思います。

参考動画では01分08秒から
第一主題の冒頭の2小節を
第二ヴァイオリン⇒第一ヴァイオリン⇒
第二ヴァイオリン⇒チェロ⇒
第二ヴァイオリン⇒第一ヴァイオリン⇒
第二ヴァイオリン⇒チェロ
とカノンで追っていくのが、弾いている姿を見てもわかります。
同じように、
提示部のくり返しで02分51秒から
再現部では05分55秒から。上記の半分の長さで再現されます。
この部分が魅力の一つ。

一方、(バッハ並みの対位法で作曲したいという)
シューマンの希望とは裏腹に、シューマンの魅力は躍動感にあり、
はつらつとした第四楽章がシューマンらしいと言えるでしょう。

時間のない方は、上記のカノンの部分と
第四楽章を中心に聴いてみて下さい。

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フランク ヴァイオリン・ソナタ ステップ2

ヴァイオリン・ソナタの最高傑作に位置付けられる名曲。
様々な感情表現が一つの曲に盛り込まれており、
そのバランスが高評価を生んでいると思われます。

いくつかの動機が楽章を越えて登場します。
古典派の交響曲やソナタでは、
各楽章の音楽はバラバラでしたが、
楽章間の統一性を持たせようという試み。
専門用語では循環形式と言います。

各主題、動機がどのように活用されているか、
是非、解説を見ながら聴いてみて下さい。
お忙しい方は、第四楽章だけでも。(24:16~)


Franck ViolinSonata


チャイコフスキー 弦楽四重奏曲第1番 ステップ1 

第二楽章のアンダンテ・カンタービレは有名で
単独でしばしば演奏されます。
この曲を聴いて、
美容整形外科のCMを思い出す人は
私と同世代(笑)

第一楽章の第一主題がちょっと聴き取りにくいですが
ここは3×3×3の9拍子。
主題自体にシンコぺーションがあるので
次のように聴いてみて下さい。

123123123 123123123
 ♪  -  ♪  -  -   ♪  -  ♪  ♪  ♪  -  ♪  -  -   ♪  -  ♪  ♪ 

私は明るい第四楽章が好きなのですが
皆様はいかがでしょうか。

Tchaikovsky SQ1(1)


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